サイエンスカフェ オリオン 活動記録 2017

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第36回 2017年1月14日

第36回「プラネタリウム最新事情と2017年の天文現象」 
柴崎勝利さん(多摩六都科学館 天文チーム)のお話
まず2017年の天文現象について、アルデバラン食、米国の皆既日食、土星の輪が最大など シミュレーションを交えながら紹介いただきました。 次にプラネタリウムの歴史として、これまで各地で使用された数々の名機の紹介と現在稼動している プラネタリウムの紹介がありました。 それから光学プラネタリウムとデジタルプラネタリウムの違いやデジタルプラネタリウムの演出例、 表示できる観測データの例についての解説がありました。 最後に多摩六都科学館と連携協力関係にある研究機関の紹介があり、プラネタリウムはどんなに進化しても 本物にはかなわないが、科学シミュレーションやコミュニケーションの最高のツールであり、子供から 大人までわくわくできるツールである、というまとめで終わりました。    参加18名

第37回 2017年2月12日

第37回「革命期を迎えつつある天の川銀河の地図作り」 
松永典之さん(東大助教)のお話
天の川銀河の形を知るために星までの距離を決めて地図を作ろうとしており、 距離を知るには年周視差(三角測量)を使う方法と標準光源(セファイド変光星)があり、 それぞれの解説がありました。 
年周視差については、その難しさ(視差が小さい、大気の影響が大きいなど)、19世紀の視差発見の歴史、 ヒッパルコス衛星(10万個の星、精度1ミリ秒)、電波干渉計(国立天文台VERA、電波天体10マイクロ秒)、 ガイア衛星(10億個を精度10マイクロ秒の計画)、今後のジャスミン計画についてのお話がありました。 標準光源を利用する方法では、真の明るさを推定できるものとしてセファイド変光星があり、 小マゼラン雲でその性質の発見、ハッブルが渦巻銀河の距離測定に利用し銀河宇宙という世界観と 宇宙膨張(ハッブルの法則)の発見につながったこと、ハッブル宇宙望遠鏡で遠い銀河(1億光年) のセファイドが観測できるようになったこと等の解説がありました。 
最後に松永さんの研究の紹介で、近赤外線観測による暗黒星雲の向こう側の変光星の発見と そこから分かる銀河中心付近の性質のお話がありました。     参加20名

第38回 2017年3月4日

第38回「電波で見た太陽系〜どんどん見つかる新たな謎〜」 
飯野孝浩さん(東京農工大学科学博物館 特任助教)のお話
太陽系外惑星系トラピスト1の話題紹介から始まり、惑星大気の組成、構造(温度)、ダイナミクスを 観測するには電波が向いていること、しかし系外惑星は電波では見えないことから、太陽系内の惑星の 観測により惑星の環境と起源を知る必要があるというお話をされました。
具体例として、海王星では中間赤外線で見える10Kくらい明るい極地の渦が電波では見えない謎(高度の違い?)、 木星の成層圏の電波観測によるCS、HCNの起源、海王星にはない硫化物、彗星衝突による大気組成の変動等の謎、 また、タイタン大気の窒素化合物の謎、火星大気中のメタン存在の謎など、サブミリ波の電波観測観測結果や ALMA等の電波望遠鏡の解説と共に説明していただきました。     参加20名

第39回 2017年4月9日

第39回 談話会「人類が獲得した皮膚の色とそのために背負った病」 
参加者からの話題提供として、皮膚の色と紫外線の影響や病の関連、 ホモサピエンスの発祥と世界各地への移動、アフリカ単一起源説とミトコンドリアイブ、 Y染色体アダム、多地域進化説などのお話があり、参加者との質疑応答が行われました。      参加11名

第40回 2017年4月30日

第40回 「ニホニウム誕生物語」 
矢野 安重さん(理化学研究所仁科加速器研究センター特別顧問、仁科記念財団常務理事)のお話
今年3月に創立100周年を迎えた理化学研究所の簡単な沿革、100周年記念切手のデザインの説明からお話が始まり、 森田浩介さんのプロフィール、ロシア、ドイツの研究者とその成果、理研のCold Fusion反応とロシア、アメリカの Hot Fusion反応について、113番元素の命名権は際どかったこと、幻に終わった過去の日本発新元素の話題の後、 仁科加速器研究センターの史上最強の超伝導リングサイクロトロンの説明と天然元素の起源の解明が本来の目的 であることを強調され、新元素が何故113とわかるか、新元素の生成率と原子番号の関係、等について裏話と ユーモアを交えてお話いただきました。タイムリーな話題でお話も大変面白く活発な質疑応答が行われました。      参加30名

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