サイエンスカフェ オリオン 活動記録 2014

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第13回 2014年12月14日

「富士山の過去・現在・未来」
都留文科大学名誉教授 上杉陽さんのお話 
前半は、明治時代から現在までの富士火山の研究史を実際の資料を見せていただきながら解説していただきました。 お話の中では、研究試料保管が維持保管できない等、我国の研究体制の問題の指摘もありました。
後半は富士火山発達史仮説として、古富士火山の誕生から、古富士火山・新富士火山交代期を経て新富士火山全盛期から 現在の新富士火山閉塞期、そしてこれから起きるかもしれない破壊期まで解説していただきました。
私達には身近な富士山の過去を知り、いつかは起きる噴火について考えさせる大変興味深いお話でした。   参加13名

第12回 2014年11月9日

「宇宙初代の巨大質量星」 
国立天文台TMT推進室 青木和光さんのお話 
宇宙マイクロ波背景放射の観測データによる宇宙構造形成シミュレーションや 129億光年先の銀河の発見により、ビッグバン後数億年で銀河構造が形成されていることがわかってきた。  最初に水素とヘリウムだけから誕生した初代星の超新星爆発、その後に誕生した次世代星のうち長寿命(小質量)星を 観測することで、物質形成の出発点である初世代星の形成、巨大質量の進化、超新星爆発、そしてわれわれを 構成する元素合成がどのように行われるかを知ろうとする研究について、実際の観測結果を交えて紹介していただきました。 
また、建設が始まったTMT望遠鏡の紹介もしていただきました。 
喫茶店でのフリートークでは1時間以上もいろいろな質問に答えていただき、大変充実した時間を過ごすことができました。                   参加14名

第11回 2014年9月18日

「宇宙博」見学会 
幕張メッセで開催中(9月23日まで)の宇宙博を見学しました。 これまでの宇宙開発の歴史と未来の宇宙開発について、実物、レプリカの展示や映像、資料などをながめた後、 皆で遅い昼食を楽しんでから帰りました。  参加7名

第10回 2014年7月13日

「太陽研究の昔と今、ひので とこれから」
国立天文台ひので科学プロジェクト 勝川行雄さんのお話
太陽に興味を持つきっかけとなった中学生時代の太陽黒点観測の自由研究のお話から始まり、参加者からの質問を 随時はさみながら、黒点の発生場所、太陽以外の恒星の黒点観測、太陽の構造、太陽磁場の観測、ひのでのSOT、 黒点の構造と運動、磁場と温度、粒状班・白斑・小黒点、彩層・コロナへの磁場による加熱、太陽フレア、宇宙気候、 地球温暖化と太陽、等々、第一線の研究者による解説に参加者からも多くの質問が出され、終了時間になるのが 本当に残念な状態でした。
全国同時七夕講演会への登録の効果か、サイエンスカフェ初参加の方や、小学生、高校生の参加もあり、 これまでで最多の参加者数となりました。
中学生時代の志を貫き、太陽研究に大きな成果をあげられている勝川さんの今後のご活躍を実感できるお話でした。  参加19名

第9回 2014年5月11日

「デザインでもっと科学が見えてくる!」野呂和史さんのお話

メインビジュアル 東京国際科学フェスティバル(TISF)メインビジュアル」は、 科学を表現する77個のパーツを集め文化的な人の姿(和服の女性)を再構成することで 「科学を文化に」というテーマを表現しています。
今回のお話では、構成パーツそれぞれの意味と現状を解説していただきました。 構成パーツの内容は、宇宙、天文、観測衛星、ロケット、生命科学、地球科学、深海生物、生命進化、 絶滅危惧種など広範囲にわたりました。 野呂さんの表現世界と広い科学知識を堪能するひとときでした。  参加 8名
(画像をクリックすると拡大ページへ、拡大ページをクリックすると元に戻ります)
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野呂和史さんのプロフィール
グラフィックデザイナー/イラストレーター/科学プロデューサー(国立天文台科学文化形成ユニット9期) 広告・カタログ・WEB・書籍装丁等、ジャンルを問わず各種媒体においてビジュアル制作を行う。
東京国際科学フェスティバル アートディレクター。
漫画家ユニット「ねこしみず美濃」原作担当。
少年画報社「お江戸ねこぱんち誌にて江戸天文漫画「猫暦」連載中。
「江戸日々猫々シリーズ」全4巻好評発売中。
「理科の探検 -RikaTan-」誌にて「まんが科学すごろく」連載中。

第8回 2014年4月27日

「星表と星図」 宇宙航空研究開発機構 吉野さんのお話
天文学の原点である星表と星図について、その成り立ちから現在まで、どのように受け継がれ工夫されてきたか、 また、使う上で考慮しなければいけないことなどを歴史のエピソードを交えてお話していただきました。 そして、これらのデータを収集・管理するデータセンターの役割、課題や苦労について解説していただきました。
研究とは、これらの地道な活動の上に成り立っているということを感じさせるお話でした。 「フラムスチードの天球図譜」や「リック天文台写真星図」なども見せていただき、古代ギリシャのピッパルコスから 現代のヒッパルコス衛星まで、長い歴史を貫くお話でした。  参加 9名

第7回 2014年3月30日

「コンピュータとネットワークが拓く新しい科学」
独立行政法人情報通信研究機構の村田さんのお話
ビッグデータ科学を進める鍵について、特に、サイエンスクラウドと呼ばれるビッグデータ解析基盤を使うことで、 宇宙科学や地球科学でどんなことが可能になるかを、主に太陽活動の地球への影響(宇宙天気予報)を例に 講演していただきました。
他にGPSデータによる東日本大震災発生時の電離層の変化分析、フェーズドアレイ気象レーダによる3次元 降水分布表示など大変興味深い例を紹介していただきました。もっとお聞きしたいところで時間切れになりましたが、 フリートークの時間でも、村田さんの学生時代の観測衛星運用の苦労話など貴重なお話をお聞きすることができました。  参加10名

勉強会 2014年1月26日

「超弦理論を語る会」
大栗博司先生の著書を参考に、重力と量子力学を統合する超弦理論について紹介。 参加11名

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